脳神経センター大田記念病院は、2019年10月、「一般社団法人日本脳卒中学会」より、「一次脳卒中センター」（ＰＳＣ：Primary　Stroke　Center）として認定されました。認定期間は、2019年9月1日から2021年3月31日までとなっています。

そして今年10月、日本脳卒中学会より、「地域においてコアとなるPSC施設」（一次脳卒中センターコア施設）としての活動をするよう依頼を受けました。委嘱期間は2020年11月１日から2021年3月末日までの5ヵ月間で、その後は診療実績年次調査（年次報告）をもとに見直しを行い、年度ごとに更新する予定となっています。

コア施設とは、単なる「血栓回収脳卒中センター」ではなく、「機械的血栓回収療法を実施できない施設から機械的血栓回収療法を必要とする患者を常時受け入れる体制を整えておく施設」としての役割が求められてきます。

また、各都道府県が設置する「脳卒中対策推進委員会」との連携活動や、脳卒中患者に対して医療及び介護に関する適切な情報提供を行う「脳卒中相談窓口」の設置も必要となります。

当院は、これからも引き続き、福山・府中二次医療圏と、隣接する尾三医療圏において、「脳卒中診療の改善」、そして「脳卒中の再発・重症化予防」に努めてまいります。