脳神経センター大田記念病院


福山市の想いMAYOR MESSAGE

福山市長枝広 直幹

新たなサービスを生むための
実証実験を行う都市

大田記念病院と株式会社NOBORIがコラボレートした、あらゆる医療情報をスマートフォンで見ることのできるサービス「NOBORIプロジェクト」。
我が街福山市ではこういった、やがて訪れる未来へ向けての新たな技術や、これまでになかったサービスを生み出すための実証実験を積極的に推進しています。
未来の日本の社会を変えてゆく、暮らしを変えてゆく、そして何より地域を変えてゆくような取り組みが行われる都市に、福山市がなっていってほしい。そんな想いが、まずは市長である私の中に確実にあります。私だって福山市の出身。日本の明るい未来につながるこの取り組みが、自分の生まれ育った街から発信されることは嬉しいのです。


未来に向け、変化を受け入れる

そしてもう一つは、現在においてまだうまく活用しきれていない技術や取り組みを掛け合わせ、また新たな可能性を生み出そう、という意図からです。
IoTやAIが当たり前に活用される時代は、もはや目前に迫っています。この先10年・15年ほどで生活のルールやインフラががらりと変化するのは自明の理でしょう。変化から目を背けている場合ではありません。
そんな理由から、この福山市を色々な実証実験のできる都市にしてゆこうと思っています。そしてその結果を踏まえて、行政サービスに摂りこんでいくものは摂りこむ。さらにそれをモデルケースとして、全国に発信してゆけたらと思います。

「NOBORIプロジェクト」の考えは
福山市にマッチしている

特にこの「NOBORIプロジェクト」に関しては、“医療、ジブンゴト化宣言”というフレーズがキーワードになっています。何より自分自身が、自分の身体に興味を持ち、管理する。そのための手段としてNOBORIというサービスが活用される、ということなのですが、「やらされるのではなく、自発的に行動する」というこのプロジェクトの根幹となる考え方は、この福山市にとてもマッチしているんですよ。
備後という土地は本来、新たなことに取り組もうとする気風を持った人間が多く息づくところです。目先の売り上げの確保よりも、投資から得られる発展を願うような企業の多い街なのです。
「NOBORIプロジェクト」は、まさにそんな福山市に生まれるべくして生まれたと言っても過言ではないでしょう。これからの時代を鑑みて、極めて重要なポジションになる取り組みと言えます。


自分たちのアクションが
ブレイクスルーにつながれば

「まるごと実験都市ふくやま」と題し、福山市では地域課題を解決し生活を豊かに変えてゆく新しい技術や、サービスを生み出すための実証実験を積極的に推進しています。その中の、民間にやっていただく実証実験を市としてサポートしよう、というのがこの「NOBORIプロジェクト」です。もちろん私たち公的機関が主として取り組むものもあります。つまり公的私的問わず、常によりよい未来や社会のために様々な実験が積極的に行われる街にしよう、と。それが福山市が目指す都市像と言えるでしょう。
さらに、もう一つ。自分たちのアクションによって「国のルールを変えてみよう」という狙いもあるのです。規制緩和されたら、これらプロジェクトはもっと色つやの良い、血の通ったものになるはず。ですので、この「医療、ジブンゴト化宣言」という実証実験が、形にはまったような規制を打ち壊すような、ブレイクスルーになればいいと思っています。そうすると世の中はもっと変わってゆき、都市はさらに輝きを増すのではないでしょうか。


NOBORI

大田記念病院は
NOBORIを用いた日本の医療の発展を
応援しております。